第54回:T字パイプの作成
今回は径の異なるT字パイプのモデリング方法をご紹介します。

操作手順
1.新規作成のアイコンをクリックします。
2.新規部品のテンプレートを選択する画面が表示されます。
【部品】を選択して、【Y上方向】を選択し、【OK】をクリックするとY軸が上方向の部品ファイルになります。
3.新規部品ファイルが開きます。
4.平面に新規のスケッチを開始し、原点を中心としたφ120の円を作図します。

5.フィーチャータブの【押し出し ボス/ベース】のアイコンをクリックします。
6..押し出し状態を【中間平面】にし、深さ/厚みに【150mm】を入力し、【OK】をクリックします。

7.フィーチャータブの参照ジオメトリ下の▼をクリックし、【平面】をクリックします。
FeatureManagerデザインツリーから【右側面】を選択し、オフセット距離に【150mm】を入力し、
【OK】をクリックして、平面を作成します。

8.7.で作成した平面に新規のスケッチを開始し、原点を中心としたφ80の円を作図します。

9.フィーチャータブの【押し出し ボス/ベース】のアイコンをクリックします。
10.押し出し状態を【次のボディまで】にし、6.で作成したボディを指定し、【OK】をクリックします。
※場合によっては押し出し方向を反対方向にしてください

11.φ120の円筒に穴をあけます。Φ120の円筒の端面にスケッチを開始し、外形を3mmエンティティオフセットした円を作図します。

12.フィーチャータブの【押し出しカット】のアイコンをクリックします。
13.押し出し状態を【全貫通】にし、【OK】をクリックします。

14.φ80の円筒に穴をあけます。Φ80の円筒の端面にスケッチを開始し、外形を2mmエンティティオフセットした円を作図します。

15.フィーチャータブの【押し出しカット】のアイコンをクリックします。
16.押し出し状態を【次サーフェスまで】にし、【OK】をクリックします。

17.φ120とφ80のパイプのつなぎ目に、外側R10、内側R12のフィレットを作成します。
フィーチャータブの【フィレット】のアイコンをクリックします。
18.φ120とφ80のパイプの外側のつなぎ目のエッジを選択し、R10のフィレットを作成します。

19.同様に、φ120とφ80のパイプの内側のつなぎ目のエッジを選択し、R12のフィレットを作成します。

20.モデルの完成です。

※2つのパイプの厚さが同じ場合は、手順10.の後、フィレットを作成し、シェルコマンドで、簡単に作成できます。
外側にR10のフィレットR作成。

シェルコマンドで、厚み3mmのパイプを作成。

